LaT! : Live as Think

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悩めるサラリーマンが悩んだ挙句に転職するまで

人脈を広げることに一生懸命な人が必ず陥る間違い

異業種交流会とかいう会に、
せっせと参加している人たちは、
殆どが無能な人だ。

 

残年ながら、
人脈をつくるという目的を持った異業種交流会では、
決して人脈は形成されない。

 

また、あなたが想像しうる人物は、
そこにはいない。

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なぜ、それでも世の中には、
こんなにも異業種交流会が蔓延っているのか。

 

それは、

 

・楽をして人脈を作りたいと考えている人がいる

言い換えればニーズがあるということ。
「すぐに役に立ちそうな」という自分本位の考えを持つ人が、
世の中には大勢いる。

 

・上っ面の人脈(名刺)が集まることに満足感がある

飯を食い、酒を飲み、
名刺という目に見えるコレクションが集まれば、
残念ながら人は満足してしまう。

 

・主催者側が儲かりやすい

表面的な満足感を覚える人が多く、
クレームも少ないだろう。
人脈を生かすのは自分次第という前提がある。
安定したニーズもある。

 

という3点に集約される。

 

とにかく、「楽をしたい」という人間の根本に近い欲求を、
巧みに捉えて離さない仕組みなのだ。

 

話を戻す。

 

ではなぜ、人脈をつくることを目的にしてはいけないのか。

 

まず皆が言う人脈とは、
役に立てたい、利用したいものという定義だ。
それ自体は正解ではないが、間違っていない。

 

しかし、

「何の」役に立てたいのか
「何に」利用したいのか

という達成したい目的が先にないと、
どんな人と出会っても意味がない。

 

反論が聞こえてくる。

 

「いつか役に立つかもしれないじゃないか。」

これは得てして役に立たない。
そのいつかが来たときに、
あなたはその人脈を思い出せないし、思いつかない。
印象に残らないだろう。
知らない人と目的もなく飯を食っても。

 

真面目な人であれば、
思い出したとしても、
連絡する勇気が出ないような気もする。

 

「目的がないと、他業種の人と接触してはいけないの」

これは違う。
目的がない以上に問題なのは、
楽をしているということだ。

 

はっきりした答えがある。

 

いつか役に立つかもしれない人脈が欲しいのなら、
十分に学べる学校に行く。
自分が住む地域のボランティアに参加する。

 

できるなら学校は、
大学院等のある程度大変な思いをしそうな学校が良い。
自律的に頑張れるのであれば、
英会話学校も良いかもしれない。

 

大切なのは、
人脈をつくるという目的以上に、
大変な思いをしないと手に入れられない目的を、
持たざるをえない環境に身をおくことだ。

 

異業種交流会との最大の違いは、
「楽をしたい」という根本欲求と、
距離を置くことのできる、
成熟した人たちが集まっている可能性が高いということだ。

 

あなたが欲しいと願う、
また想像している人物は、
あなたより一段上のレベルで待ち構えている。

 

その場とは異業種交流会ではなく、
成熟した人たちが集まる場所だ。

 

人脈のもう一面についても、
もれなく説明しておく。

上記で「正解でないが間違いでない」

と言った理由である。

 

そもそも自分本位の視点を一度ずらす。
人脈とは役に立てる、利用するという以上に、
相手に役に立ててもらう、利用してもらうものだ。

 

人の先には社会がある。
その社会の接点が人脈である。

 

その社会に、
あなたがどうにかして貢献することが、
相手に人脈と"思ってもらえる"最短ルートだ。

 

利益(=私欲)を求めるだけでは、
あなたの利益にはならない。

 

その人の先に待つ社会に、
あなたが貢献することが、
あなたの利益に繋がる。

 

最後に1つだけ。

異業種交流会という名の、
「コンパ」は問題ない。
それは、単に友達作りだ。

 

友達は、
作ることを目的として、
出会って構わない存在だ。

 

しかしそれなら、

「コンパです」
「街コンです」

と言ってもらったほうが、よほどすっきりするのだが。